兵庫県は「五国」お城一覧からみた赤松氏の勢力範囲

兵庫県は広いのです。瀬戸内海に面し、備前と接している播磨国。同じく瀬戸内ではあるが、大阪に近い側の摂津国。日本海に面し、山名氏勢力のあった但馬国。海に面していないが豊かな地域、丹波国。一時期は徳島(阿波)に含まれていた淡路国

明治初期、伊藤博文が初代県知事に就任された頃は細分化されていた兵庫県でしたが、徐々に拡大。今に至ります。

それぞれ、気候も違えばこれまで歩んできた歴史も違います。今回は、兵庫に絞ったお城一覧を紹介します!

兵庫一覧

ニッポン城めぐり➕畝状竪堀しらべで追記

➕「日本の城辞典」

総数は、460城

※画像をクリックすれば、拡大してもご覧いただけます

赤松一族(別所氏も含む)の影響力

兵庫一覧から赤松に関するものを抽出してみました。

400を超えた兵庫のお城から、

  • 34城 赤松氏による築城
  • 46城 赤松氏が城主ではいった、赤松氏関係者が城主に
  • 15城 赤松氏が関係した

同様に、別所氏に関しても抽出したのが以下!

総計すると

① 赤松氏の影響は117城。兵庫全体の4分の1

② 赤松氏の特徴は、険峻な山につくられた山城。その傾向がわかる。

もし、ご自身でも検索を活用してみたい!という方がいらしたら、以下スプレッドシートもご活用ください

※ 検索機能をつかうには、Googleスプレッドシートのアプリが使用できるように設定する必要があります。

こちらが、日本全国1万38城掲載の参考資料!

kanikama

中学生のころからハマった歴史。特に当時いちばん近くにあったのが「広島城」。原子爆弾の凄まじい爆風を耐え抜いた石垣に惚れ込み、「最強の野面積み」を眺めることから城へ興味を抱くきっかけとなり、大学でも歴史を専攻。文書から見える歴史だけでなく、フィールドワークで得た体感を大事にしながら「よりリアルで背景とリンクした考察」めざして今にいたる。

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