岩と石垣のミルフィーユ❤︎苗木城考察と、自然岩を生かした山城とは?!

とっても美味しそうな自然石との組み合わせ!

苗木城は、1526年以降の城郭ですね!苗木城のポイントから背景まで解説します!

山内一豊の妻千代の里であることが有名!ここは、マチュピチュみたい!

お城のアクセス:岐阜県中津川市 公共交通機関▲

駐車場:本丸側に10台ほど有り、下からしっかり見たい方は、苗木遠山史料館の広い駐車場にとめ、20分歩きやすい道を登るのがおススメ。

※近年人気がでており、朝の早い時間でないと本丸側駐車場には止められない可能性あり

近くの道の駅に配置されていた中津川のパンフレット!内容も素晴らしくかつての様子と今の比較がわかりやすい!

自然の岩を活用しながら、頂上の狭小地を活用する掛け造が特徴。ヒノキなど豊富な木材をあますことなく使っていたことも、特徴的!

お城パンフレベル ★4つ

内容 城の構造 石垣の形状

書評 数あるお城のパンフのなかでも、史料館に配置されていたこちらは秀逸! 築城主以外に、数多く修築、改修が繰り返されているお城は特に、石垣の形状が複数組み合わされています。石垣好きとしては気になる様々な形状。見落としたくない面もあるわけでして、どの面にどの形状があるかを丁寧に解説してくれてるこちら!初心者にも優しくコンパクトな見せ方、登山するときに邪魔にならぬ四つ折り仕様に!


時代背景 なぜ軍備が増強されたのか?

織田と武田に挟まれた複雑な立地であったため、織田信長は自らの妹を遠山武景へ嫁がしましたが、武景がなくなります。

信長妹はその後 敵方の武田勝頼へ嫁がせています

こうしてみていても、苗木の遠山氏 岩村の遠山氏人間関係が複雑であります。

巨石祭の苗木城ですが、実際はこのような感じです。門が要所要所にあり、武器などの貯蔵庫が本丸の至る所にありました。

★馬洗岩のお話★

水が豊富な印象のあった地域でしたが、さすがに本丸かまで標高が高くなると難しいのか、(井戸は一箇所確認ずみ)戦時に敵方に取り囲まれた非常時、水が不足しているのを敵方に悟られないようにと、下から見えるこちらの巨石の上で 馬を米で洗い、水が豊富にあるよう見せかけた逸話も。

巨石にテンション爆上がり!おすすめなので是非!

お城データ:苗木城。続日本100名城スタンプは史料館にあり。足元→綺麗に整備されているが歩きやすい靴をおすすめする。御城印→史料館。周囲に飲食店→なし。

史料館情報: 苗木城のジオラマ◎、紙媒体資料◎、定期的に入れ替わる展示物あり、今は渋沢栄一の恵那神社奉納額。小規模ながら城の展示物は◯。

kanikama

中学生のころからハマった歴史。特に当時いちばん近くにあったのが「広島城」。原子爆弾の凄まじい爆風を耐え抜いた石垣に惚れ込み、「最強の野面積み」を眺めることから城へ興味を抱くきっかけとなり、大学でも歴史を専攻。文書から見える歴史だけでなく、フィールドワークで得た体感を大事にしながら「よりリアルで背景とリンクした考察」めざして今にいたる。

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